2021
5
Jan

人物写真

苦手な人物写真の克服(1)

(1)人物写真にのめりこむきっかけ

人物写真は、そもそもの人見知りな性格から写真の中で最も苦手な領域でほぼ撮っていなかった。鉄道写真、山岳写真、自然風景と街角スナップがほとんどで、家族写真さえまともに撮れない状況だった。

デジカメ一眼を入手したことを契機に少し撮ってみようかとGANREFの銀座スアップポートレートWSに参加してみた。そこで出会ったのが、重本さんと磯村さん、そしてモデルの稲葉マリちゃんだった(実は同郷だったということが後でわかって、以後、仲良くしてもらっている。)。

スナップ感覚で撮れたのと重本さんがこういう感じでという感じであまり難しくないという印象を与えてくれたことで、あ、こういう撮り方もいいなと素直に入れたのがしり込みする自分を押し出してくれたようだった。

その次は、重本さんのWSでストロボを使って人物を撮るというシチュエーションで、これも全く初めてのものであった。この時のモデルさんが今でも長く親しくさせていただいている、いのうえのぞみさん だった。

後できいたら、復帰したばかりということだったらしい。今仙台のマンションの壁にはその時撮ったいのうえさんの写真がA3版でお気に入り写真として飾ってある。まだ、この時はストロボの意味、使い方もさっぱり理解できず、指示どおり撮るだけで、ポーズ指示なんかとてもできないところだった。

その次は、ロケ撮ということで、確か横浜だったと思うが、これも重本さんのWSでモデルもいのうえのぞみさんの二回目だった。いろんなシチュエーションで撮らせていただいて、モデルさんの顔にこんなに近く寄ってなんて初の経験でドキドキしたことを今でも覚えている。ロケ撮の楽しさを知ったのもこの時であった。ちなみに、この時、磯Pこと磯村さんが、ひとみん、こと前濱瞳さんをモデルにロケ撮しており、WS終了後の横浜中華街(だったと思う)での懇親会で大いに盛り上がり、WSって楽しいとそれまで仕事一筋であまり外出もせず、浅い趣味はたくさんあったけれどのめりこむ趣味がなかった私に人物写真というのめりこんでもいいなと思う趣味をもたせてくれた。

こういう皆さんと知り合うことで、カメラ業界の大事なイベント CP+があることが分かった(今では常連、かつ、いっぱしのCP+通きどり)。パシフィコ横浜というイベント会場があることも、このことで初めて知った(イベントといえば、晴海だったり、幕張だったり、その次は東京ビッグサイト、しか知らなかった。)。

おそらく、この次は、磯村さんを講師とした小湊鉄道を舞台としたGANREFのポートレートWSだったと思う。GANREFのWSは運営的なところで蟹江さんがしきってくれており、スムーズな運営だなあと思った。

この時のモデルは、夏弥さんといのうえのぞみさんで、ホームで撮ったり、トンネルのようなところで撮ったり、様々なシチュエーションで撮れて、遠征タイプのロケ撮も楽しいと思ったところでした。

初期にこういう楽しい時間をすごせ、良い写真家、良いモデルさんと知り合ったことで、ずっと続けていきたいなと思ったのが、人物写真にのめりこむきっかけであった。

次回、苦手な人物写真をどう克服していったか、その後の展開について書きたいと思います。

(2)に続く。

 

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