機材の話 (1)
①カメラ
フィルム時代は、もう数十年前ですが、親父がペンタックス好きだったので、中学生の時かな、高校生の時かな、忘れてしまったけど、ペンタックスSPFを買ってもらったのが一眼レフの最初の機材だったでしょうか。その後、自分でペンタックスKM、そしてLXとペンタックスラインナップをそろえていった。この時代は焦点距離はあまり気にせず撮っていたので、50mm一本やりでした。
その後で、レンジファインダー形式のカメラがほしくなり、ヤシカエレクトロ35をはじめに、おしゃれなローライ35、オリンパス35を入手したほか、むちゃくちゃお古のライカM3を大学の先輩からもらい、それらで鉄道写真(望遠で撮るなんて概念が自分になかったので、鉄道遠景かあるいは静止している電車、SL、客車なんぞばかり撮っていました。)、山岳写真(といっても山歩き程度がほとんど)や大学が東京だったので東京の街角スナップを撮って歩っていました。
大学卒業後は仕事が忙しくそれどころではなかったので、バカチョンカメラ(コンパクトカメラ、フィルムカメラなど)で出張のついでに電車を撮ったり、家族の日常を頼まれ程度に撮っていただけの状態が20年近くたっていたでしょうか。
そのうち、世の中、デジタルカメラ社会になり、デジタルカメラってなんぞや、という目覚めがございました。なかなか時代の流れについていけず、最初のデジカメはカシオのコンパクトデジカメで、撮ったはいいけどどう保存するの?どうプリントするの?と悩みに悩む期間が相当程度ありました。デジタル一眼などという世界には全然考えが及びませんでした。
そのうち、PCや記録媒体も様々な使いやすいものがでてきたので、デジタル一眼なんぞがあるのか、それもフィルムのように撮影枚数気にせずに撮れるんだということがわかり、それじゃ、試してみようかと購入したのが最初でした。
こういう時でも私の頭は一眼といえばペンタックスしかなかったので、K10Dを購入(試しなので中古で)し、デジタル一眼ってこういうものなんだと使い始めました。この機種はソニー製CCDで今でいう高感度は全然ですが、低感度でのイメージは今のCMOSより同じ解像度なら絶対的にありの画像でした。PCのモニター自体が一般汎用品は当時はそんなにいいものではないのが普通でしたので、約1000万でも十分でした。レンズは中古のカメラにそのままセットになっていたタムロンさんだと思いましたが、70-200mmf2.8、90mマクロの2本でした。
その後は、K7と買い替えましたが、動きものを撮ろうとすると、AFが追い付かず、これはダメだということで、キヤノン製に切り替えることにしました。キヤノン製カメラって基本使った試しがなかったので、どれを選べばいいんだろうかと悩んだ末に、7Dを購入しました。いや、動きものを撮ると今までのペンタックスと全然違いちゃんと追うし、連写もすごい、へ~、こりゃ、楽だわと思った次第でした。少し暗いですが、どうせ、明るい日差しの下で鉄道撮ったりするだけなのでいいやとf値の大きな、でも、望遠のタムロン、シグマの格安のレンズを購入し、バンバン撮っていました。
そのうち、人物写真を撮るようになったのは、「苦手な人物写真の克服」に記しましたとおりで、昔のフィルムの感覚がほしいなと思い、フルサイズ、最初は5DMK3にしようと思いましたが、ちょっと値段が折り合わなかったので、6Dにしました。6D、フィルム感覚で撮れ、高感度も結構いいのですが、いかんせん、7Dと比較すると動きものは撮れないなあ、と、贅沢な悩みが・・・・。
この後、2台、一眼レフ持つのもどうなんだろうと、動きも撮れて、解像度が良い、高感度もそれなりに、という一眼レフが欲しくなり(とはいえ、ニコンにはレンズ資産があるので切り替えもなあ~と)、5DMK4が出たことで、えいやと7Dと6Dを下取りにだし、念願の5D系を入手。オールラウンドな性能に満足しました、しかし、撮る画像には全く問題ないのですが、いかんせん、レンズも含めると、重~い、と肩にずっしりと重量がかかるため、体が悲鳴を出しはじめました。
う~ん、困った・・・。そういう時に、CP+、あ、そういえば、オリンパスってどうなんだろう、と、あれ、ミラーレスだし、マイクロフォーサーズなので小さく、軽いよね、と、じゃ、セカンドカメラでOMDEM1にしようかと購入。いやあ~、軽いわ、軽いわ、楽々。レンズもproレンズすごくいいじゃん、と日中やスタジオ・ストロボ撮影にはばんばん使いだしましたが、が、しかし、高感度はなかなか厳しい、高感度になると重い、重い、5DMK4持ち出し、という感じでした。現在はEM1はEM1MK2に更新。出き過ぎ感のあるEM1MK2、MK3への更新はもう少しかかりそう。
そのうち、そういや、街中スナップ撮るのに、一眼レフ系はミラーレスだとしても、持ち運びや警戒心を薄くするのに、あれだな、と思い始め、レンジファインダー的なカメラがいいなあ、でも、ライカ高いし・・。でも、富士がX100シリーズ出してきました。あ、これ、いいやと、X100Fを導入。フィルムシミュレーションとあいまって、楽しい街中スナップが気楽に、しかも、変に警戒されずに撮れるようになりました。現在はX100FはX100Vに更新。解像度もあがり、更に良い街中カメラになった。
とうとう、カメラ沼にどっぷりとはまりこんだようです。フルサイズのミラーレスが高感度いいし、軽そうだなあ、と、当時はソニーしかなかったので、α7R2を導入、しかし、これはメニューがソニーらしくマニアック、えらい使いにくい。動きもの、全然弱いなあ、でも、解像度高いから、人物写真にはいいなあと、うん、待てよ、しかし、出てくる画像がソニーらしく少し彩度が高めだなあ~、photoshopで調整が・・・。そうこうしているうちに、α7R3が出て、動きものも一定程度撮れるようになったし、瞳フォーカス、ブレ防止もかなり強力になった、使いやす~い。解像度はこれくらいで十分。
というのがカメラ機材の変遷
今後は、5DMK4に退場いただき、EOSR5に登場いただく予定(いつになるやら)。
次回はストロボ編
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