ファインアート(ヌーディティ)
単純なヌードではなく、ファインアートを目指した、すなわち、その場のシチュエーション、空間、ポージング、インテリア、光など様々なツールを活かして形作る、撮影
小夜子さんは、とてもスタイルが良く、いろいろな設定を思い浮かび、あらゆるアングル、インテリア、光を活かした撮り方を工夫するに相応しい被写体で、ヌードよりは着衣のシチュエーションを活かすことに専念。
(単純に水平から撮るよりは、俯瞰で、かつ、上部空間の空きをなくためにインテリアであるシャンデリアの一部をいれて撮ることで、一種、覗き的な視点をいれ、ファインアートではあるがエロチシズムを付加していくことができる。)
(振り返り、ねじれは女性の体の優しい曲線をより美しく見せることとなり、はっとするものとなる。)
(すらりとしたスタイルは超広角を使い、脚の長さを強調することで、逆にゆったりとした雰囲気を作っていると思う。)
(商標の可能性もあるので、ポージングの説明は躊躇するが、まさに、「〇〇オポーズ」、脚を長さをいかし、美しい姿美となっていると思う。)
(エロチシズムは、「隠れ」とともに、「プロセス」にも感じる、表現できるものと思う。そして、脱ぐというプロセスをダイレクトに見せるよりは、鏡を使い間接的に見せることで、よりエロチシズムを感じることができるのではないだろうか)
(尊敬する篠山紀信さんの代表作の一つ、サンタフェ、それをオマージュさせてもらった。)
(「陰影」 なんと甘美な言葉だろう、「陰影」も上品なエロチシズムを醸し出すものと私は思う。)
(そこに「プロセス」を加えると、より一層)
(トップのブラを取るというプロセスもいいが、ボトムの下着を脱ぐというプロセスはよりエロチシズムを生み出すだろう。)
(ファインアート、ダイレクトに女性の体を見せることではなく、「隠す」ということで隠れた美を感じてもらうということで、上品なエロチシズムを生み出したい。オーロラフィルムを体にまくことで「隠す」ということに加え、キラキラ感を出すことで一種の絵画的なイメージを生み出す。)
(フルヌードは究極のエロチシズムだが、一部を隠すことで、更にエロチシズムを深める。)
(「曲線」もエロチシズムの美である。)
(薄いベールも「隠す」という意味で上品なエロチシズムを醸し出す)
(もう一つ、「色」というのもエロチシズムを深めるツールであり、特に「黒」は独特のものがある。)